TEL:03-3922-1071 〒178-0063東京都練馬区東大泉6-47-18 ドクターズポート大泉学園
クリニックの実績
  平成22年6月1日開院から23年11月30日までの一年半のクリニックの実績をまとめましたので、是非ご覧ください。  
  1. 数多くの患者さんが来院されています。  
   
  当クリニックに糖尿病で受診された患者さんは191名でした。そのうち、1型糖尿病(緩徐進行型含む)14名(7.3%)、2型糖尿病177名(92.7%)でした。
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  2. 幅広い年代の患者さんが来院されています。  
   
  年齢別内訳では40歳未満が19名(9.9%)、40歳代が30名(15.7%)、50歳代が40名(20.9%)、60歳代が51名(26.7%)、70歳以上が51名(26.8%)と幅広い年代の患者さんがクリニックを受診されました。
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  3. 地元のみならず、周辺地域からも多くの患者さんが来院されています。  
   
  居住地別内訳では、クリニック周辺の東大泉6、7丁目が59名(30.9%)ともっとも多いものの、3割程度でした。これに大泉地区の他の町加えると148名(77.5%)となり、残りの43名(22.5%)は大泉地区以外の練馬区内、新座市、西東京市、武蔵野市などから来院されていました。
グラフ3


 
  4. 紹介患者さんも多数来院されています。  
   
  診療情報提供書を持参された患者さんは61名(31.9%)で、多数の病院や診療所からご紹介を頂きました。


 
  5. 著明な高血糖を伴って来院された患者さんにも対応しています。  
   
  来院時にヘモグロビンA1C(過去1、2ヶ月間の平均血糖値を反映する指標で、正常値は4.3~5.8%)が判明した患者さん179名の内訳では、5.8%未満が17名(9.4%)、5.8%以上6.5%未満が45名(25.2%)、6.5%以上7.0%未満が19名(10.7%)、7.0%以上8.0%未満が30名(16.7%)、8.0%以上10.0%未満が37名(20.7%)、10%以上が31名(17.3%)でした。A1C 7%未満と比較的血糖値が落ち着いた患者さんが45.3%と半分近くを占めた一方、10%以上の著明な高血糖を伴って来院された患者さんも17.3%と相当数認めました。尚、ヘモグロビンA1C値についてはすべてJDS値で記載しました。
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  6. より良い血糖コントロールをめざしています。  
   
  平成23年11月30日時点で、6ヶ月以上継続して、当院にて治療を受けた患者さんは100名でした。ヘモグロビンA1C(過去1、2ヶ月間の平均血糖値を反映する指標で、正常値は4.3~5.8%)の内訳をみると、5.8%未満が17名(17%)、5.8%以上6.5%未満が28名(28%)、6.5%以上7.0%未満が26名(26%)、7.0%以上8.0%未満が20名(20%)、8.0%以上が9名(9%)でした。日本糖尿病学会編2010糖尿病治療ガイドに示されている血糖コントロールの評価でいう優(A1C 5.8%未満)と良(5.8%以上6.5%未満)を合わせると45%になりました。尚、ヘモグロビンA1C値についてはすべてJDS値で記載しました。
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  7. 幅広い治療方法に対応しています。  
   
  2型糖尿病患者さん177名の治療内容別内訳では、食事運動のみが42名(23.7%)、内服薬のみが97名(54.8%)、インスリン治療(内服薬併用含む)が35名(19.8%)、インクレチン(内服薬併用)が2名(1.1%)、不明1名(0.6%)でした。尚、1型糖尿病患者さんはインスリン治療が原則ですので、割愛させて頂きました。

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全内服薬215処方をみると、現在使用可能な治療薬がほぼ網羅されていました。内訳ではDPP-4(dipeptidyl-peptidase-4)阻害薬、スルホニル尿素薬、ビグアナイド薬の割合が多く、α-グルコシダーゼ阻害薬、チアゾリジン薬、速効型インスリン分泌促進薬の割合が少なめでした。

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79名の患者さんに看護師または管理栄養士による栄養指導を、25名の患者さんに75g経口ブドウ糖負荷試験を行いました。36名の患者さんに自己血糖測定指導(再指導含む)を行いました。また、10名の患者さんが当クリニックで新たにインスリン注射を開始しました。

 
  8. 内服薬一覧  
   
  ①スルホニル尿素薬:インスリン分泌促進作用
商品名(一般名):オイグルコン、ダオニール(グリベンクラミド)、グリミクロン(グリクラジド)、アマリール(グリメピリド)など

②速効型インスリン分泌促進薬:短時間インスリン分泌促進作用
商品名(一般名):スターシス、ファスティック(ナテグリニド)、グルファスト(ミチグリニド)、シュアポスト(レパグリニド)

③DPP-4阻害薬:血糖依存性にインスリン分泌を促進
商品名(一般名):ジャヌビア、グラクティブ(シタグリプチン)、エクア(ビルダグリプチン)、ネシーナ(アログリプチン)、トラゼンタ(リナグリプチン)

④α-グルコシダーゼ阻害薬:腸管での糖の吸収を遅らせ、食後高血糖を抑制
商品名(一般名):グルコバイ(アカルボース)、ベイスン(ボグリボース)、セイブル(ミグリトール)

⑤ビグアナイド薬:肝臓での糖新生の抑制、インスリン抵抗性の改善
商品名(一般名):グリコラン、メルビン、メデット、メトグルコ(メトホルミン)、ジベトス(ブホルミン)

⑥チアゾリジン薬:インスリン抵抗性の改善
商品名(一般名):アクトス(ピオグリタゾン)

以上の内容は練馬区医師会誌「だより」第527号に掲載された「開院一年半をふりかえって」を元に一部修正、加筆したものです。

 
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